2009.02.26
2月25日(水)に開催された参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会に、片山事務局長が2人招かれた参考人の1人として出席し、今年の本調査会のテーマである「日本の国際社会における役割とリーダーシップの発揮」のうち、「NGOの役割」について意見を述べました。
参議院の調査会とは、参議院に解散がなく、議員の任期が6年であることに着目し、長期的かつ総合的な調査を行う目的で設けられた参議院独自の機関です。
調査会は、大局的な見地から国政の基本的事項に関して調査を行い、その成果として、議員立法、政策提言を行うなどの役割を果たしています。(参議院作成パンフレットより一部抜粋)
片山事務局長は、参議院議員約20名から成る調査会メンバーの前で、冒頭20分、NGOの役割及び今後の課題についてワールド・ビジョン・ジャパンの経験に基づき説明し、また、日本のNGOが課題を克服するために必要な支援について、具体的な提案を述べました。委員会後半は質疑応答にあてられ、議員の皆さまから活発に寄せられた、開発、平和軍縮、環境などについての質問に回答しました。質問の内容は、政策策定や支援活動の現場におけるNGOの役割、先進国と途上国のNGOの関係、政府とNGOの関係、途上国政府を強化し地域の人々の自立を促す支援の在り方等、多岐にわたりました。当日の調査会の模様は参議院ホームページから、インターネット中継でご覧になれます。
ワールド・ビジョンでは、アドボカシー(政府や市民への働きかけ)を、開発援助・緊急人道支援にならぶ活動の3本柱の1つとして位置付けています。今後も様々な機会を生かして、途上国の子どもたちが豊かないのちを生きられるよう、政府関係者・議員の皆さまに対して、活動に根ざした提言を行っていきます。
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