(2018.8.9)
西日本豪雨での被災地で活動を続けるワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、8月1日(水)より、広島県坂町の小屋浦小学校にて子どもの見守り活動を実施しています。
現在夏休みに入っている小屋浦小学校では、自宅が被災した子どもたちも多く、また町内は捜索や復旧に向けた作業が続いているため、子どもたちが日中安全に過ごせる場所が少ないという状況です。WVJが坂町に協力し開設している同小学校内の「こやラ・ルーム」では、勉強や遊びなど、子どもたちが安全に安心して過ごせる居場所づくりを行っています。
8月最初の土曜は、粘土遊びを行いました。カラフルな粘土に興味津々の子どもたちは、思い思いに「ごはん」を制作。作品を集めて「こやラ食堂」を開きました。子どもたちは、「またやりたい!」と粘土遊びを楽しんだ様子でした。
また、この日は、臨床心理士の久保千晶先生をお招きし、子どもたちと接するスタッフやボランティアに向けた「子どものための心理的応急処置:Psychological First Aid for Children (PFA)」研修を実施し、受け入れ体制の強化をはかりました。「こやラ・ルーム」は、夏休みの間の月曜から土曜、毎日開催する予定です。
なお、いつどこで起きるともしれない災害・紛争に迅速に対応できるよう備える緊急人道支援のための募金を受付けております。
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