3分でわかるウガンダ ~ウガンダって、どんな国?~

(2020.09.14)



ウガンダ支援に関わる李スタッフが解説します!

ウガンダ共和国(以下、ウガンダ)の基礎データ

首都:カンパラ
言語:英語、スワヒリ語、ルガンダ語
民族:バガンダ族、ランゴ族、アチョリ族等
宗教:キリスト教(80%)、イスラム教(10%)、その他伝統宗教(10%)
面積:24.1万km2(ほぼ本州大)
人口:4,286万人(2017年,世銀)

2019年からウガンダ支援に関わる李スタッフが、わかりやすく解説します

ウガンダって、どんな国?

アフリカ大陸の東に位置し、南スーダン、ケニア、タンザニア、ルワンダ、コンゴ民主共和国に囲まれた内陸国です。南部は、ナイル川(白ナイル)の起点となるビクトリア湖に接しています。日本の本州とほぼ同じ広さで、赤道直下に位置しています。北部地域では反政府組織「神の抵抗軍」(LRA)の活動によって治安が不安定な時期が20年ほど続きました。北部地域の治安回復に伴い、一時は200万人近くに達した国内避難民の大半が帰還しました。2016年以降は南スーダンからの難民が急増し、100万人を超える難民が北部に滞在しています。ウガンダは世界で最も難民受け入れに寛容な国の一つだと言われています。

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、チャイルド・スポンサーシップにより、地図の★印のついた地域で支援活動を行っています。

ウガンダでのチャイルド・スポンサーシップによる活動の詳細こちら

ウガンダの位置

人々はどんな問題に直面しているの?

教育、保健・栄養、水衛生、子どもに対する暴力の問題が顕著です。
  • 村落部に住む小学校低学年の子どもたちの識字率は44.9%(都市部では66.3%)*1
  • 発育阻害の症状がある5歳未満児の割合は29% *2
  • 18歳までに結婚する女子の割合は49% *3
  • 児童労働に従事する5-14歳の子どもの割合は16% *3
  • 安全な水を得られない人の割合は42.8% *4

データ出典
*1
National Assessment of Progress in Education Report 2018
 (Uganda National Examinations Board)
*2 Uganda Demographic and Health Survey 2016
 (Uganda Bureau of Statistics)
*3 Uganda Violence Against Children Survey 2018
 (Uganda Ministry of Gender, Labour and Social Development)
*4 ワールド・ビジョン調査(2020年)

貧困度が高い地域に暮らす住民
家庭用水として利用されている水源(乾季)
支援によって設置された、学校のトイレと手洗い場を利用する女子学生たち
仮設教室で学ぶ子どもたち


李スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第3課

李 義真(い ういじん)

人口の約6割が18歳以下であるウガンダは、世界で最も若い国の一つです。しかし、社会の中では子どもや女性に対する暴力が蔓延するなど、次世代を担う子どもたちの健やかな成長のためには、解決すべき課題がまだ多く残されています。ウガンダにおける子どもたちの置かれた状況、またさまざまな課題解決のためにワールド・ビジョンが実施している多角的な活動に、ぜひご関心をお寄せいただけると幸いです。

李スタッフのブログ
チャイルド・スポンサーシップを通して地域を応援する
政府・国連等との連携事業
ウガンダ:支援地域に暮らす子どもたちの写真と動画
ウガンダの隣国タンザニアの地域住民と李スタッフ

ウガンダに関するニュースとブログ

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