3分でわかるソマリア ~ソマリアって、どんな国?~

(2020.08.14)



ソマリア支援に関わる飯干スタッフが解説します!

ソマリア連邦共和国(以下、ソマリア)の基礎データ

首都:モガディシュ
言語:公用語:ソマリ語、第二公用語:アラビア語
民族:ソマリ族
宗教:イスラム教
面積:63万8千km2(日本の約1.8倍)
人口:1,400万人(2015年:IMF)

2019年からソマリア支援に関わる飯干スタッフが、わかりやすく解説します!

ソマリアって、どんな国?

アフリカ大陸北東部の紅海とインド洋に面した、いわゆる「アフリカの角」地域を領域とする国。ジブチ、エチオピアケニアと国境を接しています。1991年に勃発した内戦により国土は分断され、事実上の無政府状態が続き、エチオピアの軍事支援を受けた暫定政権が首都を制圧したものの、依然として内戦状態が続いています。

主要産業は畜産業や農業で、伝統的に家畜とバナナが主要輸出品目でしたが、内戦や度重なる干ばつ等の影響により経済は荒廃しています。2020年8月現在、緊急人道支援を必要とする人口は700万人におよびます。

ソマリアの位置

人々はどんな問題に直面しているの?

ソマリアの全人口1,400万人中...

  • 700万人(埼玉県とほぼ同じ人口)が緊急支援を必要としています。その内の250万人(京都府とほぼ同じ人口)が子どもです。
  • 700万人が食糧支援および収入向上支援を必要としています。
  • 250万人が安全な飲料水および生活用水にアクセスできません。
  • 21万人の子どもたちが深刻な栄養不良に陥っています。
 (データ:ワールド・ビジョン調査)
  • 2020年8月現在、3,212人の新型コロナウイルス感染者が確認されています(WHO)。子どもや女性などの立場の低い人々が最も感染のリスクに晒されています。

慢性的な干ばつにより水や食糧の不足が深刻化しています
深刻な食糧不足を背景として、母子の栄養不良が課題となっています
2018年に発生したサイクロンにより、多くの人々が家を失いました
困難な状況にあっても、子どもたちは懸命に生きています


飯干スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 緊急人道支援課

飯干 ノア(いいぼし のあ)

ワールド・ビジョンは国連世界食糧計画(WFP)と連携して、ソマリアにおいて食糧支援を実施しています。2020年は、洪水、バッタ被害による農作物への深刻な被害、および新型コロナウイルス感染症の影響により、長期にわたり内戦の影響を受けてきたソマリアのぜい弱性が更に高まることが予測されます。

一人でも多くの人々に必要な支援が届けられるよう、ぜひ応援をお願いします!

クリスマス募金/水と食糧のための募金に協力する
ウガンダの子どもと飯干スタッフ


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