(2019.2.7)
ワールド・ビジョン・ジャパン(以下WVJ)とパナソニック株式会社(以下パナソニック)が協働して実施するケニアでの「無電化地域ソリューションプロジェクト」。1月29日、プロジェクト開始にともない、対象地であるナロク県エンクトト地区で、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたシステムやソーラーストレージ、ソーラーランタン等の寄贈式を開催しました。式典にはコミュニティの子どもや住民、学校関係者、パナソニック関係者、WVJとWVケニアから各事務所の事務局長を含むスタッフなどが出席したほか、ケニアの中央・地方政府、在ケニア日本国大使館、JICAケニア事務所からも多数の来賓をお迎えし、約300名がプロジェクトの本格始動を期待と決意をもってお祝いしました。
本プロジェクトでは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたシステムをエンクトト地区の小学校と診療所に整備し、電気を活用した収入創出活動、女性や子どもたちを対象にした夜間識字教育などを実施することで、人々の生活改善・コミュニティの自立への貢献を目指しています。
寄贈式では、会場となった小学校の教室に電気がついた瞬間、集まっていた地域の子どもたちや住民から大歓声が沸きあがりました。
本プロジェクト開始にあたり、パナソニック ブランドコミュニケーション本部CSR・社会文化部部長の福田里香氏は、寄贈式で以下のように述べました。
「我々はOFF-GRID(無電化)の地域にあかりや電気をお届けし、勉強したり仕事をしたり、安全に暮らす環境をつくり、日々の暮らしのアップデートすることに昨年より取り組んできました。
この美しいイルキマティ村があるケニアは3カ国目となり、今回ワールド・ビジョン・ジャパン様との協働で、パナソニックの太陽光発電・蓄電システム商材を設置させて頂き、今日からスタートできたこと大変うれしく思います。あかりや電気を活用して安心・安全な暮らし、学習支援、農業・養鶏等の地場産業支援など、皆様の暮らしのアップデートにつながる取組みを現地の皆様と一緒になって行わせて頂けること、そして将来イルキマティ村の子どもたちがこの村、ケニア、そして世界を担っていく姿を思うと今から楽しみです」
また、WVJ事務局長の木内も、本プロジェクトへの意気込みを以下のように述べました。
「日本が世界に誇る技術を持ったパナソニック様とパートナーシップを組ませていただき感謝します。互いの強みを活かして実施する本事業を通して、これまでワールド・ビジョンが展開してきた活動を基盤に、より幅広い課題に取り組み、より大きなインパクトをもたらすことができると期待しています。電気がここイルキマティ村にもたらす可能性は、計り知れません。これから2年間、多くの方々の協力を得ながら、電気を活用して教育、保健、栄養、生計向上など多岐にわたる活動を実施してまいります。地域の課題解決と発展に貢献し、イルキマティ村の子どもたちが夢を追いかけられるよう、全力を尽くします」
ケニアでの「無電化地域ソリューションプロジェクト」は、2020年9月末までの2年間実施予定です。今後もプロジェクトの様子を発信していきます。ご期待ください!
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