2011.12.15
花の詩絵集、カレンダー、そして多くの著書で有名な星野富弘さん。
現在、ベトナム、エチオピア、エクアドルなど6カ国の6人のチャイルドたちのチャイルド・スポンサーをして下さっています。
その星野さんにお話しをお伺いしました。
「その募金がどのように使われているかが見えないこともありますが、
チャイルドからの写真や手紙で実際に役に立っていることが分かり、良かったと思いました。お金を役立ててもらって、こちらが感謝したい気持ちです。」と星野さんは話し始めて下さいました。
「住んでいる国は違いますが、それぞれ子ども達は大変な厳しさの中にいることが想像できます。
そんな子ども達を思うと、心配になる時もありますが、手紙が来ると、『あー良かった!』とホッとします。
私は子どもの頃家が貧しく、食べるのがやっとという状況でした。
敗戦直後のあの頃は、私だけではなくみんなお腹をすかせていました。
でも、奨学金をもらい、高校へ進み大学も卒業することが出来ました。
貧しさを体験した者としては、今となってはその貧しかった生活も心の財産の一つとなっています。
ですから、小さな頃の自分に対してしているようにも思っています。
途上国の子ども達には、自分の幼い頃の経験からは分からない厳しさがあると思うのでサポートをしたいと思っています。
子ども達には、貧しさの中でも、人間として大切なことを一杯学んでほしいと思います。
でも、貧しさゆえに児童兵にさせられる子ども達がいます。本当に残念なことだと思っています。
子ども達からの手紙の中には、必ず兄弟や家族のことが書いてあります。
兄弟や家族のことを思うのは『いいなあ~』と思います。
そして、将来については、「先生になりたい」「医者になりたい」と大きな希望を持っています。とにかく、夢を捨てずに、そこに向かってほしい。
そのためにも、私たち大人がしっかりとした考えを持っていないといけないと思います。
私たちが希望を持って生きたいと思います。
そして、子どもたちが夢を実現できるように、少しでも手助けできるような支援をしていければと思います。」
クリスマスまでにあと約2000人の子どもたちがチャイルド・スポンサーを待っています。
今すぐご協力をお願いします!