2011年3月以降、12年にわたり紛争が続くシリア。「世界最大の人道危機」ともいわれるこの事態により、美しかった街は荒廃し、人々は豊かな暮らしを失いました。シリア北西部は、人口460万人のうち半数以上が国内避難民です。
厳しい避難生活を送るなかで厳冬期を迎えるという、すでに極限状態にあった人々の苦しみに追い打ちをかけるように、今年2月6日に地震が発生し、甚大な被害をもたらしました。
ワールド・ビジョンは、地震発生直後に被災地での緊急人道支援を開始。一人でも多くの命を救うため、食料、燃料や暖房器具等の緊急援助物資を届け、子どもたちのケア等を実施しています。
そして、より長期的に子どもたちを支えるために、「マイルストーン・プロジェクト」を通して学校修復支援を実施します。
当日はマイルストーン・プロジェクトを担当する渡邉スタッフより、シリア北西部の子どもたちの状況やプロジェクトの支援内容、現場で働くスタッフの思いなど、現場ならではの報告をお届けします。