(2022.01.13)
①感染拡大の防止
②保健システムと医療従事者のサポート
③子どものケア
④協働とアドボカシー
COVID-19は、一昨年に続き昨年も世界中のすべてのコミュニティに様々な挑戦をもたらしました。一昨年から継続して実施することができたマスクや衛生用品の配布、リモート授業の対応等に加え、昨年はワクチン接種について新たな挑戦がありました。
ワールド・ビジョンはレバノンにおいて、ユニセフ(国連児童基金)と連携して、弱い立場に置かれた子どもたちが教育を受け続けることができるよう支援しました。広く活用されている携帯電話アプリを利用し、基礎的な識字と数学のリモート教育プログラムを展開し、休校中の子どもたちが家庭でも勉強を続けられるようサポートしました。
支援を受けている、おしゃれが大好きなラガードちゃん(11歳)は、「数学が大好きです。将来はファッションデザイナーになりたいと思っています。英語が話せたらいつか旅行に行った時、旅先でたくさんの人とお話しできるので、英語で新しい知識を身につけることもとてもわくわくします」と、夢を語ってくれました。
ワールド・ビジョン・ハイチで開発ファシリテーターとして働くベルナルドスタッフは、子どもの頃、チャイルド・スポンサーシップの支援を受けていました。今はワールド・ビジョンのスタッフとしてCOVID-19支援の最前線で活躍しています。マスクの支援にあたり、正しいマスクのつけ方を伝えています。
「かつて私はワールド・ビジョンを通じて支援を受けました。今は、私がワールド・ビジョンを通じて子どもたちに恩返ししたいと願っています」と語ってくれました。
世界中でワクチンの接種が始まりましたが、その一方で、国や地域によって接種率に大きな差があることや、ワクチン接種に対する知識の不足など、新たな挑戦も始まっています。
また、COVID-19は子どもたちに次のような環境の変化をもたらしており、心理社会的なサポートを継続することが不可欠です。
まだまだ続くウイルスとの闘いに負けることなく、ワールド・ビジョンは、命を救い、暮らしを守り、貧困と暴力から子どもとその家族を守る活動を続けます。