(2021.11.12)
8月に開催した「ワールド・ビジョン・サマースクール」に参加した小学生の皆さんから寄せられた作品で感染症予防を呼びかける「手洗いポスター」を作成し、ケニアの子どもたちへ届けました。シオノギ製薬株式会社様との協働により開催したサマースクールで、「新型コロナウイルスと世界の子どもたち」をテーマに学びを深めた小学生の皆さんが、手洗いのポイントやメッセージを写真やイラストで送ってくれました。それらの作品には、「いっしょにコロナを乗り越えよう」という思いや、サマースクールで学んだ「指先を洗うことが大切だよ」ということを伝えたいという気持ちが込められていました。
小学生の皆さんの素敵な作品で完成した世界に1つのポスターは、シオノギ製薬様のご支援により、ワールド・ビジョンがケニアで進めている母子保健支援事業「Mother to Mother SHIONOGI Project」の事業地に届けました。ポスターを受け取ったケニアの子どもたちは、学校の手洗い場などに早速ポスターを掲示してくれました。そして「ポスターを見て、手洗いの大切さを思い出せます」と喜んでくれました。
作品を寄せてくれた小学生の皆さんには、日本語版の同じポスターを家庭用にお届けしました。同じポスターを通して、感染症予防の意識を継続するとともに、ケニアの子どもたちとのつながりを感じてもらえることを願っています。
ワールド・ビジョン・ジャパンが実施するグローバル教育では、世界の子どもたちを取り巻く課題について、「知り、考える」機会を提供するとともに、そこから具体的な「アクションを起こす」重要性を伝えています。サマースクールに参加してくれた小学生の皆さんが、ポスター作りのアクションを起こしてくださったことに心から感謝いたします。