アフガニスタンで起きた爆発について

(2021.05.10)


2021年5月8日、アフガニスタンの首都カブールにある女子校近くで爆発が起き、60人以上の命が奪われ、150人以上の負傷者が出ました。そのほとんどが10代の女子学生でした。この事態を受け、ワールド・ビジョン・アフガニスタンの事務局長アスンタ・チャールズはコメントを発表しました。

「再び、罪のない子どもたちが残酷で無意味な攻撃の犠牲になってしまいました私たちは深い悲しみの中にあります。この非人道的な行為は未来ある若者の命を奪い、その家族を悲しみに落とし入れました。

学校へ行く子どもたちは、将来のために学び、遊び、成長し、生きたいと願っています。彼女たちはそこで、自分自身や家族、地域社会のためにより明るい未来をつくる役割を果たすことができます。これは、子どもたちの権利です。

しかし8日、この権利は奪われました。放課後、家族は子どもたちの帰りを待っていたところで、この卑劣な行為によって子どもたちの命が奪われたことを知ったのです。暴力と攻撃は、直ちに止めなければなりません。
アフガニスタンの子どもたちは、危機に瀕しています。子どもたちの安全と保護は、何よりも優先されなくてはなりません。ワールド・ビジョンは、学び、遊び、成長し、より明るい未来を作りだす場としての学校で、意図的に女子を標的にすることを非難します。ワールド・ビジョンは、関係するすべての当事者・団体が、アフガニスタンの子どもたちの未来を守るため、平和的解決に向けて取り組むことを求めます。
私たちは、この悲劇で亡くなった人々とその家族と思いを同じくして祈ります」


ワールド・ビジョンは、20年にわたり、変化を促進し福祉を向上させる総合的かつ人道的なプロジェクトを通じて、アフガニスタンの子どもたち、家族、コミュニティのために活動してきました。アフガニスタン全土にわたり年間488,600人以上の人々に、必要な支援を届けています。


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