(2020.03.18)
新型コロナウイルス(COVID-19)は世界中で7,100人を超える人々の命を奪い、18万人を超える人々を苦しめています(3月17日時点)。WHO(世界保健機関)は3月11日にパンデミックを宣言し、世界は終わりの見えない闘いの中に置かれています。
世界がウイルスに対して脆弱な中、最も影響を受けるのは、医療へのアクセスが制限されている難民や避難民そして慢性的な貧困の中にある人々です。多くの難民・避難民が暮らすキャンプは、非衛生的な環境であることが多く、人々はそこに密集して暮らしています。貧困の中にある人々は、経済的に病院へ行くことが叶わないばかりか医療設備そのものが不足しているため、感染者が出た場合の影響は計り知れません。
ワールド・ビジョンは、このような状況にある人々や子どもたちへの感染拡大を防ぐため、緊急対応を実施しています。アジアを中心にすでに実施している防護用品や生活必需品の配布を全世界に展開することに加えて、社会心理的支援のニーズに応えるべく、政府や病院、現地パートナー、コミュニティ・リーダー等と協力して、健康管理や疾病管理等の啓発活動を行います。