(2017.04.04)
3年前、大きな台風が私の住む地域を襲いました。
家も、財産も、みんな吹き飛ばされました。
たくさんの人が亡くなったけど、私たち家族は、なんとか生き残りました。
でも、待っていたのは苦しい暮らし。
サツマイモの葉っぱを炒めて食べます。
お芋の部分(根)は、最後まで残しておきます。
お父さんは日雇いの仕事をしていますが、
仕事が見つからない日は収入がありません。
お母さんは2年前に亡くなりました。
貧しくて、十分な治療ができなかったのです。
小さい頃の怪我のせいで、私の耳は聞こえづらくなりました。
でも、今の暮らしの中で、治療を受ける余裕はありません。
私はジョアンナ。11歳。
大きくなったら、お医者さんになりたいです。
2013年11月、猛烈な台風ハイヤンが、フィリピン中部の島々を襲いました。
平和な営みは一瞬にして奪われ、死者6,000人を超えるほどの甚大な被害が残りました。
ワールド・ビジョンは、被害発生直後から食料・水等の緊急人道支援を開始。
また、被災者が一日も早く日常生活に戻れるよう、復興支援にも力を入れました。もともと行っていたチャイルド・スポンサーシップによる支援活動を見直し、現在も、地域のニーズにより対応した活動を進めています。
子どもたちは、台風で家がなくなっても、貧しい生活を強いられても、健気に将来を夢見ています。
「お医者さんになりたい」
「先生になりたい」
「学校へ行きたい」
子どもたちの夢が消えてしまう前に、あなたの手で未来をつないでください。