子どもへの暴力撤廃を目指し、5年間のグローバルキャンペーン開始!

(2017.3.10)

シリア難民の子どもたち

国際NGOワールド・ビジョンが、子どもに対する暴力を撤廃するために、5年間実施するグローバルキャンペーン、"It takes a world to end violence against children"(外部リンク:英語) が、幕を開けました!

10億人以上の子どもたちが、暴力の影響下に

世界各地で、毎年、10億人以上の子どもたちが暴力の影響を受けています。様々な形態の暴力が、子どもたちの尊厳、人権、可能性を奪い、将来にわたって、生活・健康・教育をおびやかしています。

この暴力によって社会が被る経済的損失は、全世界で毎年数兆ドル規模に及び、経済成長を遅らせ、人的および社会的資本を損なっています。

キャンペーンが目指すもの

このキャンペーンは、世界中のワールド・ビジョン事務所が様々な分野から、暴力の問題に取り組み、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、 略称SDGs) 達成へ向け、子どもに対する暴力の撤廃に大きく貢献し、もっとも脆弱な立場にある数億人の子どもたちの命に、ポジティブな変化をもたらすことを目指します。

子どもに対する暴力とは

このキャンペーンで取り組む子どもに対する暴力とは、あらゆる形態の身体的・性的・心理的暴力を指します。虐待、搾取人身取引児童労働、有害な慣習、子ども兵士、殺害など、子どもの健やかな成長をおびやかす全ての暴力撤廃に向けて、各国で取り組みます。

14歳で強制結婚させられた後、保護された女の子(バングラデシュ)
シリア紛争から逃れ、難民キャンプで暮らす姉妹(レバノン)
長女として家計を助けるため、学校に通う代わりに、1日中機織りに従事する10歳の女の子(ミャンマー)
日本でのキャンペーンの展開は、2018年3月を予定しています。ぜひ、ご期待ください!
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