サマースクール2015 開催しました!

(2015.8.17)

46名の子どもたちがグローバル・キッズになりました!

ワールド・ビジョン・サマースクールは、日本に住む子どもたちに世界の現状を知ってほしいと願い開催している子ども向けイベントです。今年は46名の小学3~6年生の子どもたちを迎えて開催しました。

参加した子どもたちは、世界の友だちを大切にし、お互いに助け合い、行動する気持ちを持ったグローバル・キッズになって帰りました。参加してくれた皆さん、お子さまをお連れ下さった保護者の皆さま、ありがとうございました!

みんな素敵なグローバル・キッズの笑顔になって帰りました

「世界の子どもカルタ」作り

午前中は、世界の子どもたちについてのクイズやワールド・ビジョン・ジャパンの仕事を見学してから、「世界の子どもカルタ」を作りました。

途上国の子どもたちの生活の写真をよく見て気が付いたことを文章にしたり、写っている子どもたちの気持ちになって読み札を考えた素敵な作品がたくさんできました。作品の発表をした後はみんなの作品でカルタ大会!盛り上がって、なかなか決着がつきませんでした。

みんなで作った「世界の子どもカルタ」でカルタ大会をしました

途上国の子どもたちの生活を体験

まずは、大きな紙芝居でルワンダに住むエリックくんの生活を紹介し、「1日の食事は1回だけ。朝と夜は紅茶一杯」という内容に子どもたちから驚きの声があがりました。そして、エリックくんが生活に使う水を汲む川の写真を見て、「えー!」と思わず子どもたちが前のめりになっていました。

紙芝居の後には、実際に途上国で使っている道具で「水汲み」やアフリカの生活を疑似体験しました。エリックくんが水を運んでいたタンクと同じくらいの重さのタンクを持って歩いた子どもたちは「思っていたより重い!」と実感を持って理解を深めました。

ほかにもアフリカでトウモロコシやピーナッツをつぶすために実際に使われている木の臼で古米を潰したり、生活グッズを飾ったテントの中で電気やガス、水道のない生活を具体的に想像し、自分の日常生活が恵まれているという気づきにもつながりました。

途上国で実際に道具を使って「水汲み」や「古米つぶし」を体験しました

朝とは違う表情になっていた子どもたち

自分の意見をしっかり発表したり、ルワンダに行ったスタッフから話を聞いたり、ボランティア・スタッフの高校生を中心に帰る頃にはグループですっかり仲良くなっていました。

最後に、5秒に一人幼い命が失われている現状を知った子どもたちは、「子どもたちを助けたい」という気持ちを絵や言葉でカードに表しました。

カードに寄せられたメッセージ(抜粋)
・世界の子どもたちがおなかいっぱいに食べれるようにしたいです。

・みずをすこしでもすくなくつかいたいなと思いました。

・ごはんをのこさずにきちんと食べる。

・てつだってあげるかんじでやっていきたいと思いました。そのたいへんな思いを考えていきたいと思いました。

参加した子どもたちの感想(抜粋)

■1番心に残ったこと
・5秒に1人も命を落としていることがわかった。

・日本とはちがって、あんなにつらいおもいをしながら、せいかつしているなんておもいませんでした。

・「世界には、色々くるしんでいる人がいて、一生けんめい、がんばっているんだなぁ」と知りました。

・自分がふつうと思ってた事が、世界では、ふつうではない事。

■世界の子どもたちについて、もっと知りたいと思ったこと
・好き、きらいはあるのか。ごはんはおいしいと思っているのかを知りたいと思った。

・世界の子どもたちの生活の中で何が一番たりないのか知りたい。

・もっとほかの国のくらしも知りたい。


保護者向けプログラム「グローバル・キッズを育てるヒント」

13:00-14:00には、ワールド・ビジョン・ジャパン事務所にて、28名の保護者を迎えて「保護者向けプログラム」を実施しました。

お子様が参加しているサマースクールでは、どんなことをしているのか紹介し、また、昨年サマースクールにお子様を参加させてくださった保護者の体験談として「グローバル・キッズを育てるヒント」をお話いただきました。サマースクール終了後にご家庭で保護者の方も一緒に世界に目を向けていっていただければ幸いです。

日経DUALに紹介された「グローバル・キッズを育てるヒント」詳細はこちら

昨年のサマースクールにお子様を参加させてくださった保護者の話に真剣に耳を傾ける皆さま

保護者の皆さまの感想(抜粋)

・我が子にも、世界中のほかの国の子どもたちの生活や環境を知ってもらい、「自分が幸せならそれでいい」という考え方ではなく、「ほかの子が困っている時に、自分に何ができるか」を考え、行動できる子どもになってほしいと思います参加させていただきました。

・実際に重たいお水を持ってみたりと体験できたことで電気やお水など当たり前に思っていたモノに対して感謝の気持ちを持って
大切に使っていってほしいです。

・子どもが受け身ではなく、前のめりで参加している様子が見られて良かった。

・体験から学ぶものは大きいと思いました。同年代の子どもたちとのグループワークもとても良いと思いました。

・日頃、自分の小さな周囲にしか関心を持っていないので世界のことに目を向けるいい機会だと思い参加させました。
体験コーナーで現地での経験をしたスタッフが子どもたちにわかりやすいように説明してくれ、参加した子どもたちが体験できるようにということは、家庭ではできないことです。まったく初対面の子どもたちでも楽しそうに仲良く活動していることもよかったです。

参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!


関連イベントのご案内

日経DUAL Festa (協力:ワールド・ビジョン・ジャパン)

アフリカで実際に使っているタンクを運ぶことで水の重さを実感できる水くみ体験や写真紙芝居などを通じて、途上国のこどもの生活を体験してみよう。途上国のこどもへメッセージを送れます。

日時:9月13日(日)
会場:丸の内のKITTE
詳細・お申込みはこちら


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