2014.01.22
シリアでは優秀な生徒だった13歳のオジェラン君(写真)は、今、学校に行くこともできず、ぶどう畑で1日に12時間も働き将来のために教育を受ける機会を、失っています。
「もし僕が校長先生だったら、学校に入りたい人をみんな入学させて、僕が読み書きを教えるんだ。僕はみんなに、'お互いを傷つけることはやめなさい、学校から逃げてはいけない'と教えるよ」
ワールド・ビジョンは、今回発表した報告書の中で以下の提言を行うとともに、ユニセフ、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、セーブ・ザ・チルドレンなどの国際支援団体とともに、キャンペーン「No Lost Generation(失われた世代にしないために)」に参加し、国際社会がシリアの子どもたちを救うためにアクションを起こすよう、呼びかけています。
1. 紛争当事者は内戦を停止し、国際社会のサポートを受け入れ、平和的解決に向けた交渉のテーブルについてください。
2. 紛争当事者は、子どもに対するすべての暴力行為をやめ、子どもとその権利を保護し尊重してください。
3. 各国政府、企業、機関などは、キャンペーン「No Lost Generation(失われた世代にしないために)」で提言している戦略のもと、シリア危機により影響を受けた子どもたちを保護し、教育を確保するための活動費として1億米ドルを拠出してください。
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