「Mother to Mother SHIONOGI Project」第二期事業
ケニア共和国キリフィ県政府への事業引き渡しの完了について

(2024.02.13)

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局長:木内 真理子、以下「WVJ」)は、塩野義製薬株式会社(代表取締役会長兼社長CEO:手代木 功、以下「塩野義製薬」)とともに、ケニアの母子保健事業「Mother to Mother SHIONOGI Project」を進めており、ケニア共和国キリフィ県において2020年4月より開始した第2期事業を、2023年12月31日で終了し、県政府へ引き渡しましたので、お知らせいたします。

WVJと塩野義製薬は、2015年より、塩野義製薬およびSHIONOGIグループ社員からの寄附をもとに本プロジェクトを行い、ケニアの母子健康改善に向けた取り組みを推進してまいりました。第二期事業の支援地域では、診療所と基幹病院や行政との連携が不足していたため、上位の保健施設および保健省から診療所スタッフへの定期的な連携・指導の体制整備も行い、母子保健サービスの向上を実現させました。また、パナソニックホールディングス株式会社(代表取締役 社長執行役員:楠見 雄規)との連携*1により、電力供給がなかった診療所と基幹病院へ太陽光発電システムが設置され、夜間診療など提供可能な医療サービスが拡大しました。
ソーラーパネルが設置されたリマ・ラ・ペラ診療所

WVJと塩野義製薬は、2015~2021年に第一期事業*2(事業地:ケニア共和国ナロク県)、2020年~2023年に第二期事業*3(事業地:ケニア共和国キリフィ県)を完了しました。2023年6月から開始した第三期事業では、これまでの事業で得られた学びを活かし、ナクル県ギルギル準県の大きな課題である医療アクセスの向上や子どもの下痢症の低減に注力してまいります。

リマ・ラ・ペラ診療所で体重を量る赤ちゃん

塩野義製薬

塩野義製薬は取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「医療アクセスの向上」を特定し、国際的なパートナーとの連携も含めた活動もさらに強化し、持続可能な社会の実現に向けて、AMR治療へのアクセス向上への貢献やアフリカでの母子支援活動を行っています。塩野義製薬は感染症のトータルケアを目指し、感染症の研究開発のみならず疾患の啓発活動など、感染症に対する取り組みを幅広く進めながら、企業としての社会的責任を果たしてまいります。
詳細についてはhttps://www.shionogi.com/jp/ja/をご覧ください。

国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン

ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて、開発援助・緊急人道支援・アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGOです。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動しています。日本事務所は東京都中野区です。
詳細についてはhttps://www.worldvision.jp/をご覧ください。

この件に関するお問い合わせは

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 広報担当:徳永 美能里
【電話】 090-6567-9711  【Eメール】 minori_tokunaga@worldvision.or.jp