(2022.11.09)
世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:木内真理子、WVJ)は、11月20日「世界子どもの日」に先駆け、子どもの権利について一人でも多くの人に知ってもらうことを願い、中野区立中野東図書館との共催により、中野区ならびに同区教育委員会の後援をえて、「子どもの権利写真展」を開催しています。
「世界子どもの日」は、1989年11月20日に国連で「子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)」が採択されたことを記念して定められました。同条約は196の国と地域が締約しており*、 国連が中心となって作成した人権関係の条約としては、歴史上もっとも多くの参加を得ています。
批准国である日本では、今年6月に「こども基本法」「こども家庭庁設置法」が成立し、子どもの権利について社会の関心が高まりつつあります。また、WVJ事務所の立地する中野区は、2022年3月に「中野区子どもの権利に関する条例」を制定し、同じ11月20日を「中野区子どもの権利の日」としました。条例が制定されたことを受け、WVJは区内の市民団体の一員として、子どもの権利の実現に向け、国内外でのこれまでの活動経験や知見等を活かした取り組みを広げています。
今、一人でも多くの日本そして中野区の方に子どもの権利について考えてほしいというWVJと中野区の想いが一致し、関心をもっていただくきっかけになることを願い、この写真展が実現しました。
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展示している写真では、WVJが支援の中で出会った世界の子どもたちを紹介しており、準備にあたっては、中野区立中野東中学校の生徒の皆さんにご参加いただきました。写真に付いているポップは中学1・2年の生徒の皆さんが子どもの権利について考えて作成したものです。子どもの権利についてWVJと中野区からの話を聞いた生徒の皆さんは、以下のように感想を寄せています。
「人間って言葉でひとくくりにならない、色んな子どもがいることがわかった。色んな人がいるということをよく考えておきたい」
「世界には色んな子どもがいるということが写真を見るだけでも少しわかった。見るだけではわからないこともあるけど、見るだけでも気づくことはあるので大切だと思う」
*UNICEF:子どもの権利条約締約国 (2019年2月時点)
キリスト教精神に基づき、貧困、紛争、災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国NGO。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動しています。詳しくはこちら
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
広報担当:加藤 早紀 【電話】090-6567-9711 【Email】saki_kato@worldvision.or.jp