(2022.04.27)
本書は、栄養不良の問題を通して世界の課題を捉え、今できることを考える国際協力の入門書です。世界各地で国際協力の活動に従事するワールド・ビジョンが出会った子どもたちの生活を紹介し、飢餓・紛争・水衛生・生計向上などの分野に触れながら、様々な要素が絡み合って子どもたちが栄養不良に陥っていることを解説しています。さらに、栄養不良の改善に向けたWVJの活動事例や、国・業界の枠を超えた世界全体の取り組みを紹介し、問題解決の糸口を読者とともに探ります。
読者として想定したのは、中学生以上の皆さま。写真やイラストを多用して読みやすく仕上げた内容は、「世界の問題に興味はあるけど難しそうで敬遠していた」「国際協力の概要を知りたい」という学生や大人の方にもぴったりです。
マリーさん、ラニちゃん・・・今もこの地で生きる子どもたちの現実を、ありのままに伝えている。机上の空論に辟易している中高生にこそ読んでほしい。この本で指摘されている、子どもたちの家族、経済、貧困、栄養、医療等の問題・・・それはまるで進路選択に直面する中高生に、あなたはこの問題をどの側面から自分ごと化するのかと迫っているようだ。(40代、男性、中高教師))
世界がSDGs(持続可能な開発計画)の達成に向けて動き出している今、自分にできることを知り、考え、行動するための1冊です。 ゴールデンウィークのおうち時間に、慌ただしい日常から離れ、いつもと違う世界に目を向けてみませんか?『いのちのバトンをつなぎたい 世界の子どもの3人に1人は栄養不良』は、全国の書店や、Amazon・楽天ブックス等のネット書店で好評発売中です。
1章 わたしたちが出会った栄養不良の子どもたち
2章 食べられない人と食べすぎの人がいる奇妙な世界
3章 なぜ栄養不良が起こるのか?
4章 栄養問題が深刻な国でわたしたちがおこなっていること◎カンボジア
5章 危機的な状況での食料支援
6章 栄養改善には世界中の協力が不可欠
7章 わたしたちにできること
あとがきにかえて
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。詳細はこちら
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
広報担当:市山志保 【電話】090-6567-9711 【Email】shiho_ichiyama@worldvision.or.jp