2012.03.02
2012年2月28日、ジュネーブで開催された国連人権理事会の合同署名式において、20カ国の政府が、子どもの権利を守るために必要な「通報制度」を設けるための新議定書に署名しました。
2006年以降、子どもの権利条約NGOネットワークが、制度の実現に向けて、グローバル・キャンペーンを実施し、国連や各国政府、一般市民に働きかけを行ってきたことが実を結びました。
「ワールド・ビジョンは世界の困難な環境で生活する子どもたちに直接関わっているため、子どもの権利が侵害されている状況に遭遇することも頻繁にあります。
各国政府が子どもの権利を守る責任を果たすために、ワールド・ビジョンや他の団体が働きかける際、通報制度は重要なツールとなります」
と、グローバルキャンペーンの共同主宰者であるワールド・ビジョン・カナダのサラ・オースティンは喜びを表しました。
しかし、署名は最初のステップです。新議定書が国際的に発効されるためには、10カ国が批准する必要があります。今回の署名式で署名した国やその他の国々が新議定書を批准するよう、働きかける必要があります。
ワールド・ビジョン・ジャパンは、子どもの権利条約NGOグループ/日本とともに、今回残念ながら署名しなかった日本政府が早急に署名・批准するよう、引き続き働きかけていきます。