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ワールドビジョンEnews

主の御名を賛美いたします。教会担当コーディネートの長下部です。日頃より、温かいお祈りとご支援をありがとうございます。2021年が始まってもう二カ月が経ちました。遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年のクリスマスキャンペーンでは、3807人の子どもたちにチャイルドスポンサーを紹介することができました。また、食糧や水不足などの困難に直面する子どもたちのために、多くのクリスマス募金のご協力もいただきました。心から感謝申し上げます。

「このような時だからこそ、困難の中にある子どもたちに希望を届けたい」と、ワールド・ビジョンの活動に賛同してくださった多くの方の思いに、スタッフ一同、大きな励ましを受けました。

この大きな喜びと励ましをいただいたクリスマスキャンペーンの最終日が近づいたクリスマスイブの日、2019年までの13年間にわたってワールド・ビジョン・ジャパンの理事長を務められた榊原寛先生が、天に召されました。

日本ホーリネス教団の牧師を歴任、お茶の水クリスチャン・センター副理事長も務めた榊原先生。イエス・キリストにならって生きる姿を日常の中で示してくださいました。先生を偲ぶスタッフの声をご紹介します。
トピックス
1.最も困難な中にいる人々への思い
2.寄り添ってくださる方
3.キリストにならうこと
4.祈りのリクエスト
1.最も困難な中にいる人々への思い
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榊原寛先生

1.最も困難な中にいる人々への思い

謙遜でやさしさに溢れ、気配りの方でした。自分が前に出て働きを引っ張るというより、後ろから支える方。『仕える人』という表現が、先生の人柄を最もふさわしく表していると思います」と振り返るのは、元事務局長として、ワールド・ビジョン内では榊原先生の最も近くで働きをともにした片山常務理事。

困難の中にいる方々のためにできることは何かを常に考える姿勢、またそれを行動に移すパッションに教えられることが多かったです

開発途上国の子どもたちや、東日本大震災の被災者など、困難な中にいる方々の痛みに寄り添い、また、そのような方々が立ち上がるための支援に対して、熱い思いを持っておられた榊原先生。

一緒にインドを訪問した際、満面の笑顔で、熱心に子どもたちの話に耳を傾けていた姿は忘れることができません

先生との思い出を、片山理事はこう語ってくれました。

2.寄り添ってくださる方
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インドのチャイルドと榊原先生(左は片山理事)

2.寄り添ってくださる方

東日本大震災の支援のために立ち上げられた災害救援キリスト者連絡会外部リンク(DRCネット)の設立者のお一人であられた榊原先生。「DRCネットの会議などでは、必ず、先生が自ら美味しいコーヒーを淹れてくださって・・・。いつも身体も心も温かくなりました」と振り返るのは、サポートサービス部部長の佐野スタッフ。

ワールド・ビジョンの事務所に来られたときには、「皆さん、お疲れ様!」とスタッフ全体に聞こえるような大きな声で挨拶をされていた榊原先生。「スタッフが業務に集中している事務所の雰囲気の中で大きな声を出すのって、私だったら、けっこう勇気のいること。でも、先生は、体調の優れないときでも、大きな声で、スタッフに声を掛け続けてくださいました

仕事柄、先生が普段おられたお茶の水クリスチャン・センターを訪れることも多かった佐野スタッフ。「その度に、『皆さん、変わりないですか?』『〇〇さんは、疲れが出てないですか?』など、スタッフたちのこと、事務局長はじめとしたリーダーたちのこと、そして私のことも気に懸けてくださいました。榊原先生は、いつも一人ひとりに寄り添ってくださるお方」と、語ってくれました。
3.キリストにならうこと
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当時の東日本大震災緊急復興支援部のメンバーと

3.キリストにならうこと

榊原先生と直接関わる機会はそれほど多くはなかったスタッフも、人に寄り添われる先生の温かさを感じていました。「先生は、人を愛し、一人ひとりに寄り添い、そして、どんな人に対しても謙遜に仕えられる方でした。」と先生を偲ぶのは人事・総務課の大古殿スタッフ。

数年前に榊原先生が帯状疱疹になられた時のことを思い出す大古殿スタッフ。ひどい痛みのために何日も眠れない日が続き、その後少し良くなってはきたものの、痛みで足の踏ん張りがきかず、何度も転倒を繰り返した先生は、歩くことが怖くなってしまったと口にしておられたそうです。

この時の経験を振り返った先生の言葉が忘れられません。先生は、この年齢になってやっと、痛みを抱えている人の気持ちを、少しだけ、本当にほんの少しだけ理解することが出来るようになった、そして、このような機会を与えてくださった神様に感謝します、とおっしゃったんです

大古殿スタッフは、このとき、ワールド・ビジョンで働く上での大切なことを教わったと言います。自分の痛みを通して、他者の痛みにも思いを巡らすこと。また、すべてを神様に感謝すること。「先生から、今も励ましをいただいています」と、話してくれました。

ワールド・ビジョン・ジャパンは、榊原先生をはじめ、イエス・キリストにならって歩まれた「先人たち」からバトンを受け継ぎながら、33年間の活動が守られてきました。これからも、この受け継がれてきた思いを大切にし、最も弱い立場にある子どもたちの声や痛みに寄り添う支援を続けていきたい。そう思わされました。

4.祈りのリクエスト

4.祈りのリクエスト

紛争の影響を受けているエチオピアの子どもたちのために

気候変動による洪水や干ばつ、新型コロナウイルスの影響等に加えて発生した紛争により、エチオピアの子どもたちや人々の生活は危機的状況にあります。彼ら彼女らに必要な支援が届けられるようにお祈りください。

スタッフのために

スタッフ一人ひとりが、困難な状況にある子どもたちや人々の声や痛みに寄り添いながら働きにあたることができるようにお祈りください。

【教会担当コーディネートの活動紹介】

高校生伝道協会の高校生の皆さまに、ワールド・ビジョンの新型コロナウイルス感染症対応と、支援地域における教会リーダーたちの役割についてお話しました。

玉川聖学院高等部2年生の「人間学」の授業で、コロナ禍において深刻化する子どもの権利の問題のついてお話しました。

世界で起きている問題に目を向けることができた」「支援の仕組みについてよくわかった」「日本にいる自分たちに何ができるか考える機会になった」など、ご好評いただきました!

【教会にお呼びください!】

皆さまの教会の礼拝や教会学校、ユースの集まりなどにも呼んでいただけませんか?

世界の子どもたちを取り巻く問題」や「ワールド・ビジョンの取り組み」、「国際協力におけるキリスト教の役割」などについてお話させていただきます。オンラインでもご対応いたします。下記Eメールアドレスより、お問合せお待ちしています!

イベント
講師派遣や教材の貸出についてのお問合わせは、fd@worldvision.or.jpまでお寄せください(担当:おさかべ)。
※本メールは、WVJの支援教会さまや、教会関連イベントに参加してくださった皆さまを中心にお送りしております。受信されましたら、ぜひ教会の皆さまやご友人、ご家族の皆さまにもご共有いただければ幸いです。今後「祈りのEレター」をご希望でない方は、fd@worldvision.or.jpまでご連絡ください。
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